商品の説明
◆縮小絵巻物〈四季花鳥図巻〉酒井抱一(上・下巻セット)◆
江戸時代 文化15年(1818) 東京国立博物館蔵
江戸琳派の祖、酒井抱一が描いた絵巻です。その名の通り四季の花鳥を描いた絵巻は、とりどりの色彩と生き物に溢れて、見ていて楽しくなります。
この絵巻は、抱一58歳の頃、貴人の慶事のために描かれました。「四季花鳥図巻」には計60種もの植物や鳥が登場しますが、中でも蜂やカマキリなどの虫が描かれているのが特徴的で、四条派や清の花鳥画などの影響がうかがえます。
上巻は「春夏乃花鳥」。福寿草から群青の流水が添えられた燕子花までの春夏の花鳥が描かれます。光琳の画風を受け継いだ「たらし込み」が効果的に用いられ、花や草木の全ては、あたかも水に泳ぐかのように空間をゆるやかに駆けています。
下巻は「あきふゆのはなとり」。銀色の満月と優美な曲線の枝を重ねる萩からはじまり、雪積もる白梅の枝と水仙に終わります。
【定価】13200円
種類···和本
商品の情報
カテゴリーホビー・楽器・アート > 美術品・アンティーク・コレクション > コレクション > 印刷物商品の状態新品、未使用発送元の地域福島県